初期の日本のオルゴールメーカー(旧サイトから)

※この記事は、2017年8月23日以前の記事を元にしています。情報が古い可能性がございますが、ご容赦ください。


日本のオルゴールメーカーというと、日本電産サンキョー(旧・三協精機もしくはサンキョーオルゴール)が思い浮かびます。

現在『手作り』をうたっているメーカーが幾つかありますが、実際はサンキョーから部品を買って加工しているので、一からオルゴールを作っているのは、実はサンキョー一社しかなくなっているのが日本の現状です。

当然のことながら、それは淘汰の結果であって、昔は他にもメーカーがありました。

日本で本格的にオルゴールが生産されるようになったのは戦後からです。

 

オルゴールの量産に成功した国産メーカーの第一号は、昭和22年に設立された東京オルゴール株式会社(現在の東京ピジョン株式会社)といわれています。

さらに昭和23年長野県諏訪市の三協精機でオルゴールの生産に取りかかり、それからもメーカーは増え続けて昭和30年までには20社前後続になったようです。

オルゴール製品は、進駐軍や朝鮮動乱で来日した米兵のお土産として漆塗りや箱根細工のオルゴールが人気を博しました。

現在は、日本電産サンキョーがオルゴールメカを製造しており、東洋音響(静岡県)でもメカの組み立てを行っています。

ゼンマイのカバー(香箱)に会社のマーク(名前が刻印されている)が付いていることが多く、社名の参考になります。

 

例:Sankyo、Fuji.、Pigeon、toyo.など